渋沢栄一「大河ドラマ館」飛鳥山博物館内に

渋沢栄一ゆかりの東京・北区
話題集める「大河ドラマ館」

▶左から、宮島おさむ区議、大島みのる区議、大松あきら都議、岡本みつなり衆院議員、すどうあきお区議

「日本の資本主義の父」と称される実業家・渋沢栄一(1840~1931年)は、東京都北区の飛鳥山に邸宅を構え、亡くなるまでの生涯を過ごしました。その渋沢を主人公とした今年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の放送開始を受け、北区はこのほど、ドラマや地元の魅力を伝える「大河ドラマ館」を飛鳥山博物館内にオープンさせ、1ヶ月余りで1万人超の入場者を集めています。

大河ドラマ館の開設は東京23区初です。

開館時間は当面、午前9時~午後6時。休館日は毎週月曜日(祝日・休日を除く)。開館時期は12月26日までです。

■1万円札の肖像画体験も

大河ドラマ館の広さは約400平方メートルで、館内は渋沢がかつて訪れたパリ万国博覧会をモチーフとしたデザインで、入り口付近には高さ8メートルの大型スクリーンが待ち構えています。

入場すると、ドラマの撮影で使用した衣装や小道具などの展示に加え、渋沢が2024年度発行の新1万円札の肖像画になることにちなんだ体験コーナー「なりきり1万円札」もあり、来館者自身の顔が1万円札の肖像になった画像をスマートフォン(スマホ)でダウンロードできます。

■飛鳥山公園散策とセット

また、新型コロナの感染拡大防止に配慮し、館外にある飛鳥山公園内で楽しむ企画「飛鳥山DEEP散策」を用意し、スマホで園内各所にある2次元コードを読み取ると、ドラマで渋沢の妻・千代を演じる女優の橋本愛さんがナレーションを努める解説動画で、渋沢や飛鳥山にまつわるエピソードを知ることができます。

渋沢は、生涯に約500の企業の設立に関わり、約600の教育・社会事業を支援しました。中でも、北区では抄紙(しょうし=紙すき)会社(現・王子ホールディングス株式会社)の王子工場の設立に尽力しました。

37歳の時に飛鳥山に別荘を、61歳の時には本邸を構え、その後の生涯をこの地で過ごしました。

▶連日来場者で賑わう館内

■特別委員会設置など公明党が提案・推進

渋沢とゆかりのある北区の魅力発信については、公明党北区議員団(近藤みつのり幹事長)が大松あきら都議(都議選予定候補)らと連携しながら、一貫して推進してきました。

渋沢が新1万円札の肖像画に決定したことを機に、公明党が呼び掛けて区議会内に「都市ブランド推進特別委員会」を立ち上げ、区シティプロモーション推進担当課の設置を求めていました。その後、同課などが公民連携で大河ドラマ館の開設準備を進め、今回の開設に至りました。

北区の大河ドラマ館開設を受け、公明党の岡本みつなり衆院議員、地元の北区議会議員らと共に現地を訪れた大松都議は「大河ドラマ館の開設をきっかけとして、さらに地域の観光政策を推進できるよう、公明党議員が一丸となって取り組みたい」と話しました。


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