平成29年度の予算要望を行いました

▶花川与惣太区長に要望書を提出する議員団・と大松都議

北区議会公明党議員団(いながき浩幹事長)は11月18日、北区役所内で、花川与惣太北区長に対し、2017年(平成29年度)度の予算編成に関する要望書を提出しました。<写真> これには大松あきら都議(都議選予定候補)も同席しました。

要望書では、
 ①待機児童の解消と保育士の処遇改善について
 ②コミュニティバスの新路線の運行について
 ③土砂災害警戒情報や避難勧告の確実な周知について
 ④北区版ネウボラ・子育て世代包括支援センターの設置について
 など
計262項目について区民生活の向上のための施策の実施を求めています。

花川与惣太北区長は、「要望項目をしっかり受け止め、各所管に検討させます」と答弁しました。

いながき浩幹事長も「区民生活の喫緊の課題を中心に要望書を作成した。実現に向けて予算編成に反映させてほしい」と要望しました。

2016年12月4日付 公明新聞より

以下、平成29年度予算要望書の「前文」を掲載いたします。

平成29年度予算編成に関する要望

自公政権発足以来デフレ脱却と経済再生は、着実に回復に向かっており経済の好循環から雇用情勢は、確実に改善しているものの賃金の上昇が、幅広い階層までには行き渡らず、所得の再分配がうまく機能していないことから貧困と格差が広がりつつあります。そこで、ようやくの見え始めた「成長」の果実を中小企業や個人事業者また家庭に確実に届けるために今こそ「成長と分配の好循環」を創り上げなければなりません。また、もう一つの課題として、ひとり親家庭などの子供の貧困対策があります。家庭の経済的事情による教育格差が生じ満足な教育が受けられないことから進学や就職も出来ず自らも貧困に陥ってしまうという「貧困の連鎖」を断ち切り、未来の宝である子どもたちを支援することは、 極めて重要であります。

公明党は「希望がゆきわる国へ」をスローガンに掲げ、成長と分配が互いにかみ合って循環してこそ生活の充実や豊かさが成し遂げられる一億総活躍社会の実現に向け、全力で取り組んでいます。

一方、北区では少子高齢化への対応は年々増加しており、また地震、水害に強い安全、安心の構築や王子駅や十条駅周辺での本格化するまちづくりの推進など引き続き対応する課題に積極的に取り組まねばなりません。また、3つの優先課題を中心に限られた予算を効果的に配分する必要もあります。こうした中、景気変動による税収の増減に対応するための財政調整基金や学校改築を始め、施設建設基金などの積み立てを行っていますが、国からの不合理な地方法人課税の更なる見直しや消費増税引き上げ延期による社会保障財源への影響が懸念されることから、今後も厳しい財政運営が続くと思われます。しかしながら新たな行政課題に対しては、迅速且つ適切な財政措置を期待するものであります。従って 、来年度の予算編成作業に当たり我が会派が重点項目としてあげた以下の点を積極的に取り入れることを強く求めます。

一、 保育園待機児童の解消に全庁で取り組むとともに保育士の処遇改善を図ること
一、 コミュニティバスの新路線での運行で高齢者や障がい者の交通手段を確保すること。
一、 特定整備路線を着実に推進し防災まちづくり事業を促進すること。
一、 土砂災害警戒情報や避難勧告の対象住民への確実な周知、徹底を図ること。
一、 コミュニティソーシャルワーカーを全区的に配備すること。
一、 北区版ネウボラ・子育て世代包括支援センターを設置すること。
一、 障害者差別解消法の啓発と心身障がい者福祉手当を精神障がい者へ支給すること。
一、 子どもの貧困対策を強化するため学習支援事業の充実や就学援助の前倒しを始め、給付型奨学金の創設や福祉資金貸付事業を改善すること。
一、児童・生徒の確かな学力を身に着けるため学力向上策をさらに推進すること。

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