令和5年第1回定例会 決算特別委員会での賛成討論

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3月13日(月)

すどうあきお議員

決算委員会での賛成討論の全文

公明党議員団を代表して、令和5年度北区一般会計予算案並びに三特別会計予算案について、賛成の立場から討論します。

政府の経済見通しでは、令和5年度は、官民連携の下での投資が促進され、民需主導の成長が期待されています。
国や東京都の税収は過去最高が見込まれ、特別区交付税の原資となる調整税等も増収になっています。
一方で、海外景気の下振れ、物価上昇や供給面での制約のほか、金融資本市場の変動などの先行きリスクを抱え、今後の地方財政への影響が懸念されています。

北区では、雇用・所得環境や、企業業績の改善などにより、特別区税・特別区交付金など一般財源の伸びを見込んでいます。その一方で、地域のきずなづくり、子育てファミリー層・若年層の定住化という、2つの最重要課題、さらに3つの優先課題への対応のほか、新庁舎整備、本格化する駅周辺まちづくりや学校改築など、様々な行政需要への着実な対応が求められています。

物価高への対応はもちろんのこと、区民福祉や区民サービスの向上に寄与する事業を中心に、新規事業の構築やレベルアップを図り、あわせて基金の柔軟な運用、将来負担を考慮した特別区債の発行などにより、必要な財源確保にも努めているものと認めます。

令和5年度予算編成では、先行き不透明感が一段と高まっているものの、限られた資源を各分野に効果的かつ効率的に配分し、新たな時代への扉を開き、未来を見据えた次代に繋げるための積極的予算として編成されたものと考えます。

特に、これまで予算要望や本会議での質問で公明党議員団が求めてまいりました、区立小中学校給食費無償化、妊娠期からの子育て支援の拡充、高3世代までの医療費無償化、帯状疱疹ワクチン予防接種費用の半額相当の助成、大規模水害への対策強化、区有施設へのキャッシュレス決済やWi-Fi環境整備などが計上されており、これを高く評価します。

北区にとって、新たに新庁舎整備基金を設置するなど、今後の行政需要を見据えた計画的な積立を行うなど、予算規模は一時的に大きく増加しているものの、今後も高止まりすることが見込まれるので、引き続きの財政健全化や財源の確保に取り組んでいただきたいです。

今回の予算特別委員会で会派として申し上げました以下の課題、要望につきまして、実現に向けた努力を求めます。

一、私立幼稚園給食費の無償化の早期実現をすること
二、転入届や死亡届時の、「書かないワンストップ窓口」の実現をすること
三、コミバス以外にも移動のバリアフリーを推進するため、オンデマンドタクシー運行や高低差解消のためのエレベーター設置を推進すること
四、不登校支援策を更に推進し、多様な居場所の提供をすること
五、区内福祉・介護職員の待遇を改善し、人材不足解消対策を行うこと
六、病児病後児の送迎サービスを実現すること
七、区立保育園でのおむつのサブスク導入を進めること

以上を改めて要望し、令和5年度北区一般会計予算案並びに三特別会計予算案に賛成いたします。

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